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愛知大学9条の会
連絡先:
◆結成の経過◆
前史として、2004年に、自衛隊のイラク派遣反対アピールを愛知大学有志として2回にわたり出しました。その時に中心的に動いたメンバー数名が、ナショナリズムの高まり、改憲の動きの高まりなどに危機感を抱き、2005年11月ころから以後の活動についての話し合いを数回もち、九条擁護の1点に的を絞った「愛知大学九条の会」(通称「愛大 九条の会」)を立ち上げようという結論にいたりました。そして、37名の呼びかけ人のもとに賛同者(会員)を募る活動に入り、2006年6月10日に設立集会を開き、発足しました。
なお、賛同者を募る過程で、学内の一研究所が現職自衛官を講師として招聘した公開講演会を開催するという出来事があり、これも危機感を募らせるひとつの要因となりました。
◆組織と運営◆
会員は、2008年2月現在で、現教職員を中心に、元教職員、非常勤教員、卒業生など愛知大学関係者119名です。10名からなる事務局を置き、活動の企画立案などを行なっています。入会金や会費は徴収せず、カンパと講演会参加費で経費を賄っています。
◆これまでの活動◆
以下、過去1年間の活動のみを記します
。
(1)
2007年2月24日 講演会を「東海放送人九条の会」との共催で開催(車道校舎)。
テーマ:「現憲法に結実した日本人の憲法草案---輝きを失わない鈴木安蔵らの草案」
講師:長峯信彦氏(愛知大学法学部助教授)
参加者数:約70人。
(2)
2007年4月14日 講演会を開催(車道校舎)。
テーマ:「憲法改正の手続法を、いま、なぜつくるのか」
講師:小林武氏(愛知大学法科大学院教授)
参加者数:約20人。
(3)
2007年6月3日 共同研究「女性科学者のリーダーシップ」主催の講演会に「第9条の会なごや」とともに協力(車道校舎)。
テーマ:「今こそ九条---アメリカからみた日本国憲法」
講師:チャールズ・オーバービー氏
参加者数:約240人。
なお、当日、日本の青空愛大の会・愛知大学同窓会共催の「日本の青空」上映に協力。
(4)
2007年7月7日 愛大九条の会設立一周年記念シンポジウムを愛知大学国際問題研究所および愛知大学法学会との共催で開催(車道校舎)。
テーマ:「憲法九条と日本の未来」
パネラー:奥平康弘氏(東京大学名誉教授)、児玉克哉氏(三重大学教授)、
サーラ・スヴェン氏(東京大学准教授)
コーディネーター:加々美光行氏(愛知大学国際中国研究センター所長)
参加者数:約75人。
(5)
2007年11月4日 愛大祭実行委員会主催企画を後援(豊橋校舎)。
テーマ:「憲法が変えられようとしている時代に私たちは何を考えるのか?」
第一部:「日本の青空」上映 第二部:加々美光行氏講演
参加者数:第一部約35人、第二部約50人
(6)
2007年11月10日 講演会を「東海放送人九条の会」との共催で開催(車道校舎)。
テーマ:「九条こそ日本の安全保障」
講師:前田哲男氏(軍事評論家)
参加者数:約65人。
(7)
2008年1月26日 講演会を「第9条の会なごや」との共催、名古屋YWCAの協力で開催(名古屋YWCA)。
テーマ:「改憲は未来を左右する---「国のウソ」を見抜き抵抗を」
講師:安斎育郎氏(立命館大学国際平和ミュージアム館長)
参加者数:約120人
◆活動上、工夫した点や教訓◆
愛知大学は豊橋校舎、名古屋校舎、車道校舎という3キャンパスからなり、一同会しての事務局会議を開くことはほぼ不可能なため、もっぱらメールで意見交換等を行なっています。事務局から会員への連絡、および会員相互の意見交換にはメーリングリストを使うとともに、ホームページを立ち上げ、情報を適宜掲載しています。(http://aidai9jo.sakura.ne.jp)
なお、会の設立以来、学内外の諸団体との積極的な交流・連携を方針の一つにしており、講演会などの開催についても共催によるものが多くなっています。
◆今後の活動計画◆
「あいち平和映画祭2008」(2008年4月26日開催)の賛同団体に加わりました。今後、この映画祭の宣伝・普及に協力していきます。これが、当面の活動予定です。