首都大・都立大教職員9条の会

 

連絡先

 

◆結成の経過◆

首都大学東京は、2005年4月に、都立の3つの大学と1つの短期大学が合併して設立されました。そのため、異なる大学の教職員は、それぞれ顔見知りではなく、連絡もつけにくかったのですが、幸い組合は、都立の大学と短期大学が一緒の組合だったので、組合の協力も得て発会の準備を行いました。そして、「9条の会」の呼びかけに基づき、数人の教職員が呼びかけ、準備会を経て、2007年7月4日に34名の賛同者で、首都大学東京・東京都立大学教職員9条の会として発足することになりました。

 

◆組織及び運営◆

昨年3月、それまで中心的に活動していた2名の世話人が退職、また若い会員が他大学へ異動したりしましたが、残った世話人と新たに世話人になってもらった者を中心に活動を継続させています。また、組合のイベントの際に、会員拡大の取り組みなどをしています。運営としては、世話人会を開き、具体的な取り組みを進めています。また、南大沢キャンパス周辺の「地域の会」とも協力して、大学9条の会のイベントに参加してもらったり、地域のイベントにも参加しています。さらに、昨年の取り組みの中で特徴的だったのは、地域の3つの9条の会と共催で、大きなイベントを実施したことです。

 

◆これまでの活動◆

(1)準備会プレイベント

ジャン・ユンカーマン監督作品「日本国憲法」を上映、若干の学生・院生も参加

(2)発会式

   2007年7月4日に教職員15名が集まり、アニメーション「煙突屋ペロー」を鑑賞して、憲法9条の意義を改めて確認した。

(3)憲法問題学習会「憲法9条と私たちの未来」 10月3日、講師 小沢隆一東京慈恵医大教授

(4)アメリカ軍座間キャンプ周辺調査・散策  11月25日

(5)歓送・懇親の夕べ 2008年3月24日

(6)浅川地下壕・八王子戦跡見学と懇談 9月20日

   八王子市内の戦争の傷跡(高尾駅、大和田橋の銃弾跡)、浅川地下壕見学

(7)地域をつなぐ平和のつどい  10月18日

   講演 松本由理子ちひろ美術館東京副館長「いわさきちひろの世界 今、ほんとうのやさしさと平和を求めて」

   音楽演奏 首都大学東京管弦楽団弦楽ユニット

 

◆活動上、工夫した点や教訓◆

八王子市南大沢キャンパス周辺の3つの地域9条の会との共催で昨年10月18日(土)に実施した、「平和のつどい」については、実行委員会を結成して取り組んできました。大学9条の会からも委員を派遣し、実行委員会を中心に、講師依頼、ちらしの作成、宣伝(学内、駅頭、地域)、財政、組織、当日の体制など、さまざまな活動を展開してきました。これらの取り組みにあたっては、実行委員会の会場提供、当日の施設確保など、大学9条の会の特性をいかして、さまざまな貢献ができました。結果として、173名が集まり、成功させることができました。なお、このつどいには、首都大学東京労働組合に後援してもらい、とりわけ財政面で大きな役割を担ってもらいました。

 

◆今後の活動計画◆

(1)会員拡大・名簿の整理

(2)役員会の充実

(3)独自イベント 3月1日(日)高尾山を通関する圏央道調査・高尾梅郷散策

(4)地域や全体の9条の会等のイベント参加