立教九条の会
連絡先:
◆結成の経過◆
他大学の「九条の会」の活動のニュースに接するにつけ、「立教にも九条の会が出来たらいいのに」という声は2年くらい前から教員の間で聞かれていたが、2007年5月末に「立教九条の会」結成に向けてということで6名が会合をもち、結成総会に向けて、準備会を作ることになった。以降2007年10月23日の「結成集会」に至るまで数回にわたって準備会をもち、結成総会の日程の確定、「立教九条の会」のアピール文の作成、規約案の作成などを行った。
その際、@様々な政治的な立場の違いを超えて、「九条改悪反対」の1点で賛同できる人に会員になって頂く。Aできるだけ幅広い層に呼びかけるという主旨で入会資格等の制約条件は設けない、B費用は「入会費」とカンパで賄う、等々が確認された。
各学部から2名くらいの教員にお願いし、10名の教員に呼びかけ人になっていただいた。
◆会員の現況◆
会員数92名
教員53名(退職者4名含む)職員7名(退職者3名含む)学生13名、大学院生9名、卒業生4名、その他5名 それ以外に入会の意思表示を頂いたがまだ書類に記入していない方。および主旨に賛同するが入会はしないという方、それぞれ数名。教員の会員に関しては9学部すべての学部にわたっている。
◆組織構成◆
現在のところ会員の構成は、学生、大学院生、教職員、卒業生その他となっている。
立教に関係するすべての方(立教学院の小中高の関係学校の教職員を含む)を呼びかけ対象にしている。世話人は5名の教員が担っている。事務局は教員1名、大学院生2名。学生1名によって構成され、実務を担っている。
◆運営方法◆
事務局については、企画の宣伝方法等について随時会議を持ちながら運営している。ビラ等の印刷やポスター掲示、宣伝物の教職員への配布に関しては教職員組合に協力をお願いしている。世話人は5名の教員が担い、会費徴収や、各部局における連絡をお願いしている。「企画会議」は2ヶ月に1回くらい開かれる。開催通知を出してすべての会員に参加を呼びかけOpenなものにしている。「企画会議」で講演会、映画会等の具体案を作るほか、事務局レベルにおける問題点についても、意見を伺っている。
会員に対する連絡は主にメーリングリストによって行っている。メーリングリスト登録者は現在86名。年1回総会を開く予定。
◆これまでの活動◆
1)2007年10月12日 「立教九条の会」結成集会 参加者45名。
@映画「日本の憲法」(復刻版:京都憲法阻止映画制作実行委員会)
A小森陽一氏(「全国九条の会」事務局長)の講演
テーマ:「全国『九条の会』の現状と将来」
B結成総会。
2)2007年11月12日 第2回講演会 参加者45名。
テーマ:「沖縄のこころを本土へ!沖縄の願いを世界へ!」
講師:糸数慶子氏(参議院議員)
3)2007年12月20日 第2回映画会「戦場のピアニスト」、参加者25名。
4)2008年5月19日 第3回映画会 「リトルバーズ−イラク戦火の家族たち」
参加者32名
5)2008年6月27日(金)第3回講演会 テーマ:「ドキュメント『九条』列島」
講師:桜井 均 氏(ジャーナリスト) 参加者 35名
6)2008年10月24日(金)第4回講演会および第2回総会 参加者20名
@講演会
テーマ:市民自治から憲法9条を実現する
講師:上原ひろ子氏(前 国立市長)
A 第2回総会
7)2008年12月19日(金)第4回 映画会「夕凪の街・桜の国」 参加者 38名
◆今後の課題◆
1)財政問題。経費のかなりの部分は講師謝礼、ビラ印刷等であるが収入は入会費(一般千円、学生・院生500円)とカンパで財政問題が企画を立てる際のハードルになっている。他の大学や地域の「九条の会」と連携して企画を立てることも検討する必要がある。
2)効果的な宣伝方法。ビラ配布とポスター貼りコストと労力かかる割りには効果イマイチ。今後はネットを媒介にした宣伝等、ビラ、ポスター以外の方法を検討したい。
3)HP の改善、HPの作成体制。 ボランティアでHP管理をお願いしている。現在のサイトは、賛同者一覧、アピール、メッセージ一覧だけだが、会員内外繰り返し見て貰えるより魅力あるサイト作りを目指したい。
4)事務局体制の確立。
現在は教員1名、大学院生2名、学生若干名によって構成され企画の宣伝方法等について随時会議を持ちながら運営しているが、事務局の実務を支える体制は確立しているとはいえない。事務局の仕事を担うスタッフの強化と作業の分担が必要。
5)「正規職員」「学生」「大学院生」の入会・賛同が予想以上に少ないので、今後、これらの層に重点を置いて働きかけを強めたい。学生・院生主導の企画の実現も可能なかぎり追求したい。
6)キャンパスが池袋と新座に分かれており、これまでの企画はすべて池袋キャンパスで行われてきたが、新座キャンパスでの企画が必要である。
7)これまでの学内の規則によって、学内での宣伝についての制約条件が厳しいので、十分な宣伝ができるように大学に働きかける必要がある。
◆今後の活動計画◆
5月の連休前後に「講演会」(講師未定)6月に「映画会」(タイトル等未定)を予定している。講演会映画会以外の企画の可能性も考えたい。
新座キャンパスにおいて次年度中に何らかの企画を組むこと。