KHC(慶應義塾大学)9条の会

 

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◆結成の経過◆

KHC9条の会は、「憲法9条を守りたい」という想いをもった慶應の学生が作った団体です。武力の放棄を掲げた憲法9条を変えてしまおうという改憲の動きが強まる中、憲法9条の重要性を訴える「憲法9条の会」が存在していました。そこで学生も何か声を上げることはできないかと考えた結果自分たちも9条の会を作ろう!と思い、このサークルを2005年の6月に立ち上げました。慶應義塾大学の未公認団体として活動しています。

 

◆組織構成◆

・人数が少なく、現在組織らしい組織は存在していません。

・それぞれのメンバーがその企画に応じて役割をもって活動しています。

 

   運営方法◆

・月1,2回学習会を実施

・年に数回講演会企画、フィールドワークなどを実施

・財政は今のところ機能しておらず、カンパをいただいてそれで活動しています。

・今後運営方法の見直しを行っていくつもりです。

 

◆これまでの活動◆

学習会を実施

「自民党新憲法草案」を使って学習など

 

その他講演会や課外活動もしています。

・小森陽一(東大教授)・佐高信(評論家)対談企画   

・靖国神社ツアー

・藤田佑幸(元慶應教授)講演会企画          

・高橋哲哉(東大教授)講演会を港北9条の会と共催  

・井筒和幸(映画監督)・金子勝(慶應教授)対談企画  

・都内学生9条の会の交流合宿に参加

・小森陽一(東大教授)・雨宮処凛(作家)対談企画     

 

雨宮さんと小森さんの対談は経済システムを基盤とする現代の日本社会におけるさまざまな問題、特に今大きな問題となっている非正規雇用、フリーターなど日本の貧困問題を中心にすすめられました。アメリカ資本との癒着、そして日米安保に基づく自衛隊派遣、思いやり予算など憲法9条に反した政策に基づく日本の政策の上に現在の貧困状態ができあがっているという構造が鮮明に示され、9条を守ることの意義を一段と深めることができた対談でした。当日は70人もの方が来てくださり、間際の宣伝であったにも関わらず、参加した慶應生も30人ほど。KHCの再出発として、とても意義深い企画になりました。

 

◆今後の活動計画◆

・今後の活動計画としては4月に新入生歓迎企画、首都圏他大学との共同企画などを予定しています。

・また、月12回学習会を開催し、現代社会におけるさまざまな問題について共に学習し、憲法9条を守ることの重要性を確認しあえる会にしていきたいと思っています。

・夏までのテーマとして、戦争、原子爆弾についての学習会、夏休みには広島や長崎でのフィールドワークを予定しています。

 

世界の現状はますます悲惨なものになってきています。イスラエルのガザ侵攻、アメリカ資本崩壊に端を発し、各国の資本の崩壊が始まっています。国内では失業率が高まり、ますます格差がひろがり生きにくい社会になりつつあります。10秒に1人、子供が死んでしまう社会で私たち学生は何をすべきなのか。

学生は学び舎でたくさんのことを勉強できます。そしてそれが学生の仕事です。そんな環境を与えられた私たちは、「この地球上に住むすべての人々が平和を享受できる社会」の構築のために、憲法9条を守り抜くことをはじめとし、さまざま勉強しそして社会にアピールしていくことができます。学生として、学生にしかできない重要な何かを、9条の会を通して共につくりあげていきたいと思います。

KHC9条の会はメンバーも少なく、いかに仲間を増やしていくかが現在の重要な課題となっています。今年は再出発の年として活動していきたいと思いますので、ぜひKHC9条の会にたくさんのアイディアとアドバイスをお願いいたします。