神戸大学教職員・旧教職員9条の会
連絡先:
◆結成◆
2005年4月から準備を開始し、2006年1月27日に結成総会を開催。61名の参加。現職の教職員だけでなく、旧教職員も対象としている。総会後52人の呼びかけ人人で会への加入を呼びかける。
◆組織と運営◆
06,07年は、代表1人制であったが、08年4月の第2回総会で3人の共同代表制とした。農学部、国際文化学部の現職教員と海事科学部の旧教員である。事務局会議を月1回開催しているが、事務局メンバーは10人である(会議には代表も出席)。内訳は、現職教員4人、旧教員1人、職員3人、組合書記局2人。事務局メンバーの他に、通信の配布などの役割で4部局に世話人がいる。「白ばら通信」編集担当、会計担当、会員名簿担当をおいている。会議は組合本部で開催。
運営の基本方針は第2回総会で次のように確認された。@「白ばら通信」の年4回発行 A年2回程度の講演会などの催し開催 B憲法記念集会などへの参加の呼びかけ C「
◆これまでの活動◆
(1)「白ばら通信」の発行
A3版用紙裏表の4頁の通信を、第10号まで発行している。現在第11号を準備中。会員のうち、メール・アドレス登録者120名あまりにメールで送信するとともに紙媒体も発行。紙媒体は、農学部、発達科学部、海事科学部では全教員に配布、6部局では全員ではないが会員以外の教員にも配布。内容は、催し物の知らせとその結果の報告、憲法情勢、代表や事務局員の随想など。第11号の内容は、この4月28日に開催予定の催し物案内、南京大虐殺とは、ソマリアの状況、2009年・憲法情勢となっている。
(2)催し物
@ 2006.1.27 第1回総会… 基調報告、前文・9条の関西弁での朗読、平和コーラス、「私と9条」の二人のスピーチ
A 2006.3.22 会員交流学習会… 「戦争体験や平和の思いを語ろう」(「戦時の中国大陸・引き揚げ体験」「中国残留孤児問題」)
B 2006.4.19 新入生と語る「知っておきたい憲法の話」
・「子どもの目で見た戦時下の中国と敗戦後の引き揚げ体験」「中国残留孤児に見る戦争の悲劇」「戦争の最初の死傷者は?イラク戦争と劣化ウラン弾」「憲法とは?そして今日本国憲法は?」
C 2006.7.14 会員交流会… 「9・11はテロだったのか」
D 2006.12.11 上映と公演の夕べ(「
・映画「苦い涙の大地から」 (中国に日本軍が遺棄した毒ガス・化学兵器のために体をむしばまれている中国の人々の実相の記録映画)
・海南友子監督の講演
E 2007.6.29 ビデオ上映と懇談の集い
・ビデオ上映「NHK その時歴史が動いた 憲法施行60年特集」
・話題提供「国民投票法成立 今からどう動くか」
F 2007.11.15 講演会
・木戸衛一(大阪大学教授)「世界の中の9条―『9条世界会議』に向けてー」
G 2008.4.18 講演会(終了後第2回総会)
・一海知義(神戸大学名誉教授)「憲法の文章」
H 2008.11.28 講演と観劇の夕べ(「
・講演 草京子(
「しあわせのみちをさがす学校―夜間中学をご存じですかー」
・風刺劇 「学ぶ権利を取り戻すためにーある夜間中学の風景―」
上演・神戸大学学生・劇団こめこめ一家
…「夜間中学」を取り上げたこの取り組みは、「9条の会」からすると「異例」に見えるかもしれないが、学生との共同の取り組みを、ということで企画したものである。上演者を含めて約20人の学生が参加した。全体では75人。
(3) 他団体の取り組みへの協力
@ 2006.11.3 「9条の心」主催の集会への参加。7000人の大集会。神戸大学から55人の参加。
A 2007.9.9 「9条の心」主催の集会への参加。3000人の集会。
B 2007.10.11,13,14 映画「日本の青空」上映会への参加。
C 2008年「9条世界会議」への取り組み
◆今後の活動計画◆
@ 「白ばら通信」の年4回発行
A 2009.4.28 上映と講演の夕べ(「
・講演 飛田雄一(神戸青年学生センター館長)
「南京大虐殺と日本」
・映画 「南京 引き裂かれた記憶」(武田倫和監督)
…真実の歴史を、消し去ることはできない。10年の歳月をかけて記録された、南京戦に加わったおよそ250名の日本兵の証言と、地獄を生き延びた中国の被害者180名あまりの生々しい証言が、 今から70年前に南京で何が起こったかを浮かび上がらせる。市民の活動が作り上げた渾身のドキュメンタリー作品。
B 7月頃に第3回総会を予定 C 秋に催し物を予定