「九条科学者の会」呼びかけ人メッセージ (2005.3.13)



秋間 実
哲学・思想史自然科学思想史
東京都立大学名誉教授
「九条」は近年ますますその輝きを増していている、と考えます。それは日本が無条件で世界に誇ることのできる数すくない「宝もの」の一つではないでしょうか。これを守り抜くために、科学者・研究者も力を合わせていきましょう。
浅倉むつ子
労働法、ジェンダー法
早稲田大学教授
あらゆる戦争に反対します。あらゆる差別にも反対です。
阿部一雅
化学
化学者
憲法9条の精神を世界に知らせましょう!
荒井 献
原始キリスト教
東京大学名誉教授
九条は世界に対する日本の誇りです。
新崎盛暉
沖縄近現代史
沖縄大学名誉教授
「九条の会」の賛同者でもありますので、「呼びかけ人」になりますが、平和を求める世論は、著名人のアピールもさることながら、「辺野古新基地建設反対」「日の丸・君が代押し付け反対」等の現場の闘いに支えられ、それへの共感の拡がりによって強められることを常に念頭に置いておきたいと思います。
安斎育郎
平和学
立命館大学教授
憲法9条メッセージ・プロジェクトの呼びかけ人代表をつとめています。瀬戸内寂聴さん、吉永小百合さん、茂山千之丞さん、家永小夜子さんなど非常に多くの著名な方々から賛同のメッセージを頂いています。5月にゲルニカで開かれる第5回世界平和博物館会議でも紹介するつもりです。
池内 了
宇宙物理学
名古屋大学教授
平和は力で守れない、9条でこそ
石川捷治
政治史
九州大学教授
憲法九条を変えるということが、アジアの人々にどういうメッセージとして伝わるのか、慎重に考えてみるべきです。戦後日本政治の中で、そして今日でも、憲法9条が日本の軍事大国化を阻んできたことを忘れてはならないと思います。
板橋久雄
畜産学
東京農工大学教授
戦争のない平和な社会を実現するために「九条の会のアピール」に賛同し、共に進みましょう。
一番ケ瀬康子
社会福祉学
大学教員
平和なくして福祉なし 憲法九条を護りぬきましょう
井上英夫
社会保障法、福祉政策
金沢大学法学部教授
憲法9条こそ「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」(憲法97条)の象徴です。何としても保持、発展させることが人類の課題だし、責任だと思います。
稲生 勝
科学論
岐阜大学助教授
現時点で日本国憲法は人類の到達点と思います。改憲を目的とした政党が支配政党なのに、それを50年間も阻止してきたのは、日本人の世論と運動だと思います。これは人類史上、これまでなかったことだと思います。これこそ日本人の誇りです。さらに続けたいと思います。
岩本智之
大気環境
大気環境研究者
戦争は最悪の環境破壊。これを許さぬ日本国憲法はみんなの誇りです。
宇井 純
環境科学、公害研究
沖縄大学名誉教授
公害の研究を被害者からの聞き取りを主として行なって来て、日本の民衆がどれほど圧迫され、ものが言えなくなっていたか、それがようやく9条を中心とする新憲法のきわめておそい滲透によって少しずつ変って来たのが現実である。これを逆行させるような動きには研究の結論として反対する。
上田 薫
教育学・教育哲学
元都留文科大学学長
この主張がたんに日本人の幸福のためだけでなく世界人類の破滅の危機の到来を防ぐ唯一のものであることをもっともっと強調すべきである。視点がなお甘すぎると思う。
上原信博
経済学
静岡大学名誉教授
私どもの地元(静岡県)でも、「九条の会」アピールにそった活動を進めるべく、あらたな「つどい」を作るための努力を有志の方々が行っているところです。全国各地で、このようなケルンが築かれて、文字通り全国に大きな輪がつくられ、この運動が国民全般のものになることを期待しています。
梅原利夫
教育学
和光大学教授
自分の身体にしみついた「9条の思想」を一人ひとりが自分の言葉で表現し、自分のやり方で行動するとともに、それらを共同の流れに合流させて行く時だと思います。 2005.1.1
浦田賢治
憲法
早稲田大学教授
新しい知識人による学際的研究を組織し、その成果を市民たちに提供したいと切望しております。
江沢 洋
物理学
学習院大学名誉教授
最近の自民党・経団連そして政府を見ると危険な方向に舵を切る動きがいよいよ顕著です。第9条は国外での評価も高いのです。護憲の勢力を何とか強くしたいものです。
遠藤浩良
薬学
帝京大学名誉教授
世界に誇る日本国憲法第九条を護ることにより、世界の友人科学者に平和を愛する日本国民としての我々科学者の意志を明確に示したい。
大森昌衛
古生物学
麻布大学名誉教授
「9条の精神」はアジアの諸民族の信頼を得て、平和の盟主としての必須の条件です。
小田中聰樹
刑事法
専修大学教授・
 東北大学名誉教授
科学者・研究者の良心と理性の名において、改憲の動きを批判し阻止しましょう。
小野寺弘道
森林学
山形大学教授
憲法「改正」の動きに強く反対します。
戒能通厚
英史法、法社会学
早稲田大学教授
9条の持つ限りなく広く深い構想力に着目したこの運動の高い地平を共有できる人びとを一人でも多くすることが大切です。それによって、この行き詰まり状況も突破できるのです。
加藤 節
政治哲学
成蹊大学教授
憲法9条の改定は、戦後の日本が選択した政治体制をくつがえす「反革命」的な暴挙であり、絶対に許してはならないと思います。
金子 勝
憲法学・政治学・社会科学論
立正大学法学部教授
世界中に「第九条」を広め、すべての国の憲法に「第九条」を入れる運動につながることを願っております。
金子 光
看護・保健学
元衆議院議員
憲法9条は世界各国の規定であると考えます。
亀山純生
日本思想史・宗教論
東京農工大学教授
9条は戦争の無数の犠牲者の命が今の私に届けてくれたメッセージです。その生命の呼びかけの中で、私たちが命かけて次の世代の命に伝えるべき義務を負っていることを、今生きている私たちがかみしめるべきです。
河井智康
海洋科学
海洋サイエンティスト
憲法9条は日本が国際的に人々の平和に生きる権利を保障してきたあかしです。それをやめることはみずからも平和に生きられない道の選択です。
北野弘久
憲法学・税法学
日本大学名誉教授
日本国憲法9条を「改正」することは、パール・ハーバー攻撃以上の歴史的過ちである。憲法9条を「死守」することは、私たち日本人の歴史的、世界的使命だ。9条の「改正」は日本人の「犯罪」だ。
峰岸純夫
日本中世史
東京都立大学名誉教授
憲法九条の改悪に反対する幅広い国民世論の結集が必要と思います。余命いくばくない身ですが、改悪されたらあの世に行って戦没者(戦争被害者)に合わせる顔がない。
木村 朗
平和学・国際関係論
大学教員
満州事変直前との類似性が指摘される今日的状況において、戦後民主主義の要ともいうべき平和憲法第九条を変えることなく維持できるかどうかは、今後の日本の平和と民主主義にとっての大きな岐路となることは間違いない。「教え子(我が子)を戦場に再び送るな!」を肝に銘じて今こそ日本国民すべてが平和の声をあげて行動することを切に願っている。
木村茂光
日本中世史
東京学芸大学教授
九条の会の運動、及びアピールに賛同致します。今こそ、憲法九条の平和的価値を再認識し、世界平和の礎にしなければなりません。
銀林 浩
数学、経営数学、数学教育
明治大学名誉教授
最近の経団連の改憲には腹が立ちます。彼等大企業の代表は自分達を何と思っているのでしょうか? 憲法も金で変えようというのでしょうか?
黒田 吉益
地質学
信州大学名誉教授
九条をかえたらどういうことになるか、恐ろしいと思う。
小出昭一郎
物理学
東京大学名誉教授
九条を揚げて進むことこそ、日本を大国として世界の国々の尊敬を得る道であると思う。
郡 敏昭
数学
早稲田大学教授
憲法を改定しようとする根強い意図の因って来るところ、その大きな影響力、その情宣力の正体を暴くことが重要であると思います。我々の日本国国家権力への帰属そのものから疑わねばならないと思います。
小島 順
数学
早稲田大学名誉教授
「九条の会」のアピールに賛同します。研究・教育の分野に運動を広げることは重要だと思います。
小林 武
憲法学
愛知大学法科大学院教授
 (愛知大学教授)
科学者・研究者の拠って立つ平和と学問の自由の意義をかみしめ、何としても、愛する日本国憲法の改定を許さず、九条を守り抜きたいと思います。
小林正弥
政治学
千葉大学教授・
 地球の平和公共ネットワーク代表
9条を守るため、可能な限り広範な「平和の結集」を行いましょう。
子安美知子
ドイツ文学
早稲田大学名誉教授
第二次大戦中に子ども時代を送った者として、憲法九条の一字一句を生かしきることが21世紀への努めであると考えます。
今野 宏
物理学・科学史
物理学者
高度な科学・技術の成果が軍事に利用され、戦争がますます残虐なものとしている現実を見るにつけ、科学者は憲法9条を守る運動に参加し、「9条が行われる世界」の実現を訴えるべき、と考えます。
西郷信綱
日本の古典研究
日本国憲法「九条」の「改正」は、戦争に「参加」する道を作るに他ならない。
齋藤純一
政治理論・思想史
早稲田大学教授
九条が国際社会、とりわけアジアにたいしてもっている歴史的意味をあらためて確認したいと思います。
佐々木力
科学史・科学哲学
東京大学
 (大学院総合文化研究科)教授
憲法九条はアジアの平和への誓いです。そして世界に広めるべき文章です。いまこそ正念場です。闘いましょう。
佐藤和夫
哲学・ジェンダー論・文化論
千葉大学教育学部教授
若い世代は、強く不安と不満をもっています。彼らに積極的に働きかける運動を!
佐貫 浩
教育学
法政大学教授
長い間、日本の政治や民主主義のありようは、人々の願いと切り離されて変化して来たように見えます。しかしこれ以上の後退は絶対に許せないと思います。九条を守ろうの一点でつながることで必ず民主主義の力を再結合できると信じています。九条の会ネットワークを、もっともっと広げたいものです。
塩見正衛
生物学
茨城大学名誉教授
日本の憲法の考えを世界に拡げることが、日本人の平和への道です。
柴垣和夫
経済学
東京大学・武蔵大学名誉教授
「明日では遅すぎる」。若いときに覚えたこの言葉が、今、現実味をおびていると感じる昨今です。
柴田悦子
経済学(物流経済論)
大阪市立大学名誉教授
9条科学者の会の主旨に賛成し、協力いたします。
島田修一
教育学・社会教育学
中央大学教授
九条の理念が自分の生き方としてどう内面化されてきたかをあらためて問い直したい。その中で生み出されてくる熱いメッセージをひとりでも多くの人と重ね合わせていきたい。
白岩謙一
数学
名古屋大学名誉教授
21世紀を戦争の世紀にしないためにも平和憲法を堅持しましょう。
清野政明
火山物理学、地震学
元 気象研究所研究部長
九条の会のアピールに心から賛同し、多くの人に広がることを期待しております。
園田恭一
保健社会学・地域福祉学
新潟医療福祉大学教授・
 東京大学名誉教授
趣旨に全面的に賛同致します。
武田清子
近代日本思想史
国際基督教大学名誉教授
第九条を含め、「日本国憲法」は絶対にまもるべきだと考えています。
辰野高司
薬学・中毒学
日本薬史学会副会長・
 理化学研究所名誉研究員
第2次大戦の末期、広島への原爆の投下を目撃しました。以来「戦争に対する絶対反対」の決意を致しました。
田中則夫
国際法
龍谷大学教授
「九条の会」のアピール運動、日本の歴史上、最大規模の平和市民運動にしましょう。
千葉 眞
西欧政治思想史
研究者
日本国憲法の徹底平和主義の理念は21世紀の将来の日本と世界を導く貴重な指針です。ぜひとも大切にしていきたいです。
戸沢充則
考古学
明治大学名誉教授・元学長
敗戦直後(中学2年)から考古学を学んで60年、いまその人生を回顧してみて、日本国憲法、とくに永遠の平和を世界に宣言した第9条は、500万年の人類史の中で、まさに"人類の宝”であると改めて日本国民の誇りであったことを強く自覚します。人類史の未来のためにも、ぜひ第9条を護り続けたい。
戸田安士
内科学
名古屋大学名誉教授
現行の憲法、ことに9条は、日本だけでなく、日本がかつて侵略したアジア諸国、また、敵味方に分かれて戦った当時の主要な先進国の人々の夥しい犠牲によってもたらされた世界の良心です。しかも非戦は、これから世界が向うべき誤りのない方向性を示すもので、極めて現実的な選択です。これからの日本と世界の正義と平和の象徴です。変えてはなりません。
富山和子
環境社会学
日本福祉大学教授・
 立正大学名誉教授
今日本は「いつか来た道」を確実に歩み始めています。冷静に科学する者こそ9条の意味の重さも、今何故立ち上がらねばならないかも知っているはず。研究者よ、立ち上がりましょう。これを守り抜くため力を合わせましょう。
長岡洋介
物理学
京都大学・名古屋大学名誉教授
九条は私たちが世界の人たちに誇ることのできる、最大のものと思います。
中塚 明
日本近代史
奈良女子大学名誉教授
広く広く研究者にひろめていただきたいですね。「九条の会」奈良もいま立ち上げ準備中です。
中村方子
動物生態学
中央大学名誉教授
地球上のすべての国が「日本国憲法第9条」にならえばよいと思います。罪もないのに、戦いによって生命を奪われる人々の悲劇をなくす努力が必要だと思います。
中村政則
日本近現代史
一橋大学名誉教授
憲法九条は、日本が世界に発することのできる最大のメッセージです。
西田美昭
日本近現代史
金沢大学教授
1930年代初頭、大不況の中、政府・軍部は人々を戦争へと駆り立てました。これは平和主義も国民主権も基本的人権もない憲法の下での出来事でした。現在も、大不況の中、政府は「戦争をする国」造りのため、「改憲」をめざしていますが、九条が壁になっています。「歴史を繰返」させないために九条を楯に戦う必要を感じます。
服部勉
微生物生態学
東北大学名誉教授
九条を中心とする憲法の平和的条文を是非とも守りたい。
早川和男
居住福祉学
神戸大学名誉教授
安心できる居住は人間生存(憲法25条生存権)の基盤ですが、それには9条の戦争しないこと、平和が不可欠です。
半谷高久
地球化学
東京都立大学名誉教授
戦争は現代人類の恥。戦争を否定した平和憲法を維持発展させてこそ日本は来るべき地球社会のリーダーの資格をもつと思います。理想を大切に育てる社会をつくりましょう。
平田 煕
土壌・肥料学(植物栄養学)
東京農工大学名誉教授
陸上自衛隊の幹部が”改憲案”を自民党の改憲起草委員会の要請をうけて提出していた…とのニュースを聞いたとき、「9条」を中核とする改憲の意図がますますはっきり見えて来たな…と思います。その背景にはアメリカ・ブッシュ政策が見え見えだねえ。/今年8月末に、地元・松戸域でも「憲法を生かす会・松戸」が発足しました。2005年にはあらゆる分野、地域に「九条の会」アピールを広めて行きましょう。「九条」は21世紀地球人類の目標でもある…と。
広瀬謙二
建築計画
武蔵工業大学名誉教授
不戦平和
広原盛明
住宅・都市計画学
京都府立大学元学長
日本の至宝、日本人の良心の結晶である憲法九条を死守することなくして、日本の未来はありません。
深井一郎
国語史
金沢大学名誉教授
憲法九条は今や世界の宝とまで言われています。次世代以後に生かし伝えてゆくことは、戦争を体験した私たちの責務です。憲法99条で擁護の義務が明記されている人たちが、平気で改憲を唱えているようですが、自覚的に憲法を学んでいるのでしょうか?
福島新吾
政治、「防衛」問題
政治研究者
私は1960年末、政府の憲法調査会に参考人として意見を求められ、憲法第九条の存在意義を主張し、改正に反対しました。(憲法調査会第三委員会小委員会第四回、昭35.12.14)
福地保馬
社会医学・労働衛生学
北海道大学名誉教授
労働基準法・教育基本法など「平和憲法」を具体化する法律が変質されようとしています。「9条を守れ」という声を拡げていくことが、「平和憲法」の大切さを再認識する人たちを増やすことになります。9条を守る力を広範な人たちの間に築きましょう。
福富節男
数学
元 東京農業大学教授(数学)
評論の段階をこえて、実際に九条改憲を阻止するために様々な行動を、創意を以てするべき時期であろう
古田光
哲学・思想史
横浜国立大学名誉教授
人類共同体の実現のためにぜひ必要なことだと信じます。
保立道久
歴史学
東京大学教授
研究者として声をあげるべきと思います。
本間 慎
環境科学
東京農工大学名誉教授・
 フェリス女学院大学学長
戦争をしない平和な国から憲法九条を改悪して戦争のできる国への道を歩むことは絶対許せません。
牧野忠康
保健医療福祉学
日本福祉大学社会福祉学部教授
多くの犠牲のもとに、平和憲法をもつ日本の誇りを失ってはならないと考えています。日本国憲法第9条は、同第25条ととも衛(まもる)ことが私たちの役割と思っています。
益川敏英
素粒子論
京都産業大学教授
まがりなりにも日本が平和でこられたのも九条のおかげです。今九条の解釈のなしくずしで、1万kmかなたまで日本の自衛隊が行っています。これ以上の事をするにはどうしても九条がじゃまです。平和の日本か戦争の日本か最后の攻防の瀬戸ぎわまで来ています。我々がこの戦いには勝たねばなりません。
増谷英樹
歴史学
獨協大学教授
後世の人たちに「あの時にきちんと対応してくれていれば…」と言われないためにも、今が大切だと思います。
松本幸夫
数学
東京大学教授
憲法九条は日本と世界の理想だと思います。こんな立派な理想を捨ててしまって良いものでしょうか。
萬田正治
農学
鹿児島大学名誉教授
世界の人々が理想とする日本国憲法第9条は凛として守り通さなければならない憲法です。2005年の最大の国民的課題はこの国のかたちと進路を決める憲法改正問題ですが、今ひとつ世論の盛り上がりと関心の低さが気にかかるところです。国民的論議を高めるための運動の工夫が必要のように思われます。
水谷民雄
薬学
京都府立大学名誉教授
平和なくして学問・文化の自由な発展は望めません。「九条の会」が提唱するとりくみが、戦争をしない国、戦争のない世界への扉を開く歴史的なとりくみとなることを願っています。
三輪定宣
教育学
千葉大学名誉教授
ハーグ世界市民平和会議(1999年)の決議(全世界の国家元首に国連から送付)は、各国議会が日本国憲法第9条のような決議を採択すること(第1原則)とともに、「平和教育は世界のあらゆる学校で必修にするべきである。」(第9原則)とのべています。日本での具体化が急がれます。
本尾 実
数学
東京工業大学名誉教授
私は、日本が平和な小さな国として世界と共生する道を選ぶことを、望みます。憲法9条はその出発点として変更すべきでないと考えます。
森田俊男
平和教育論
平和・国際教育研究会代表
第九条の精神に立って、現代国際法・国連憲章の原則に立つ「法の支配」による公正・平和な国際秩序の創出へ、という理念を、と考えるものです。
八木健三
岩石学
北海道大学・東北大学名誉教授
憲法9条の廃止を目論む、政治家と実業家の策動を粉砕し、平和への展望を広げましょう。
柳下 登
農業生物学
農の会会長・
 東京農工大学名誉教授
待っていました。
柳沢 遊
近現代日本経済史
 (日本帝国主義史)
慶應義塾大学教授
アジア諸国への軍事的政治的侵略の歴史的要因を研究してきた1人の人間として「九条の会」アピールに賛同します。
山部恵造
金属物性
神戸大空襲・学童疎開経験者としてアジア・世界への公約、国民の宝、九条 を守ることは科学者としての責任でもあります。
横山 明
心理学
愛知県立大学名誉教授
憲法九条は日本国憲法を自ら守る。私たち日本人は九条を守り、その理念を世界に広めたい。
吉田桂二
建築設計
建築家・元東京芸術大学客員教授
日本がアメリカの走狗であることを確実化するための九条「改正」であることは明白だ。日本の主権を維持してゆく最後のとりでが九条の存在にかかっている。
吉田傑俊
哲学
法政大学教授
21世紀の世界の指針でみる「九条」は、すべての研究者の理念であり、その活用が堅急な現在と思います。
米田佐代子
歴史学(日本近現代女性史)
女性史研究者
戦後史をふり返ると、憲法改悪の動きが強まる時は、「家族制度復活」など、男女平等や個の自立に対する攻撃が強まるのと連動していたといえます。現在もまったく同様で、「新しい歴史教科書をつくる会」などが「ジェンダーフリー」攻撃を強め、自民党の「論点整理案」が二十四条を批判していることを深く憂慮しています。「九条」を守り抜くためには、二十四条を土台にすべきだと思っています。そのような立場からアピールに賛同します。
渡辺 毅
(元)数学
大阪大学名誉教授
私は20世紀日本の最大の文章家として丸山真男と司馬遼太郎が好きですが、2人がそれぞれに本領を発揮出来たのも、50年間の平和のためと思っています。私もお蔭で50年以上弾圧されることなく、左翼として47年間の教員生活を終る事が出来ました。